胸が大きな女性に向けた発信で、同じ悩みを抱える人たちの力に
YouTubeやInstagram、Twitterなどで、胸が大きな女性のために情報発信をしているユーチューバーの井上彩子さんとインフルエンサーのあんなさん。中学生や高校生の頃から胸が大きいことが悩みだったものの、周囲に相談することができなかったというお二人。どのようなきっかけで、同じように悩みを抱える女性たちに向けて発信することにしたのでしょうか。
その理由やお二人のこれまでの経験、コンプレックスをポジティブに捉えて生きていくヒントなどについてお伺いしました。
プロフィール
井上 彩子さん/YouTuber・起業家
overEのモデルを務める傍ら、YouTube「あやぱいちゃんねる」にて胸が大きい女性向けの下着の選び方やコーディネートの方法などの情報を発信。2022年に株式会社Ranun Miiroを設立、同じ悩みを持った女性に向けてのサービスを展開している。
あんなさん/インフルエンサー
YouTube「グラマ
胸が大きな女性のために情報発信を始めたきっかけ
―まず初めに、井上さんとあんなさんが胸が大きな女性に向けて情報を発信し始めたきっかけについて教えてください。
井上 10代の頃から胸が大きいことがコンプレックスだったのですが、大人になるまで自分ひとりで悩みを抱えていて、家族や友人に打ち明けたことはありませんでした。
数年前、友人と食事をした時に、「実は胸が大きいことが私の悩みなんだよね」という話をしたら、「同じように悩んでいる人がいるはずだから、その人たちのために情報を届けたほうがいいよ」と言われたんです。その友人の言葉に背中を押されて、胸が大きな女性のための情報発信をすることにしました。
あんな 私は中学生の頃から胸が大きくて、社会人になって上京してからも、自分に合うサイズの下着や洋服をなかなか見つけることができずに悩んでいました。当時、よく通っていた下着屋さんから「これ以上胸が大きくなったら入るサイズがないから、大きくならないでね」と言われたこともあります。
あんな そんな時に、たまたまアパレルの輸入販売をしている人と知り合い、「まずは自分で海外から下着を取り寄せてみるといいよ」と勧められて、大きいサイズが豊富な海外の製品を購入してみることにしました。でも、届いた下着を実際に着てみるとワイヤーがびっくりするほど硬くて、オフィスワークをしていると頭が痛くなるくらい締め付けが強かったんです。
それなら今度は「自分で下着を作ろう!」と思い、実際に工場を訪ねて試行錯誤したのですが、下着について勉強すればするほど繊細なものだとわかり、自分の力だけで作るのは難しいと考えて断念しました。ただ、その過程で私と同じように困っている人がたくさんいることがわかったので、情報を届けることで少しでも力になれればと思いました。
―お二人のもとには、同じような悩みを抱える女性たちからどのような声が寄せられますか?
井上 高校生や大学生、働く女性や、40代、50代の主婦の方など、幅広い世代からメッセージをいただきます。特に10代、20代の若い方たちからは「胸が大きいことでネガティブな気持ちになり、自信を持てなくなってしまう」という悩みや相談が多いですね。「周囲の視線が気になり誰かに相談しても、羨ましがられて自慢しているように受け止められてしまう」など、身近に相談できる相手がいないという悩みもよく聞きます。
井上 悩みや相談以外にも「胸の大きな女性のための洋服を一度着てみたい」とか、「胸が大きな女性のための洋服があるだけで、前向きな気持ちになれます」といった反響も多く寄せられるので、とても励みになります。
当事者だから共感できる、洋服選びの困りごと
―胸が大きな女性は、洋服選びでどのようなことに困るのでしょうか?あんな ワンピースを着ると胸下に余計な空間ができ、お腹にかけて膨らんでしまうので太って見られがちです。実際にその事を異性に指摘されて、傷ついたこともあります。市販のシャツやジャケットを着ると胸元が開いてシルエットが崩れたり、ボタンが外れてしまいやすいのですが、胸に合わせてサイズを選ぶと袖が長すぎたり肩が余ってしまったりして困ることがほとんどです。
井上 ワンピースを着て出かけた時に電車の中で妊婦さんに間違われて、年配のご夫婦が席を譲ってくださったことがあります。
シャツやジャケットを胸に合わせて選ぶと、胸まわりは窮屈なのに全体的にはぶかぶかで不格好に見えてしまいます。私は大学を卒業して航空会社に就職したので、職場では毎日のように制服のシャツやジャケットを着ていました。そもそも選べる制服のサイズが数種類しかなかったので、私のようにジャケットのボタンが外れやすくて困っている人は他にもいましたね。
―井上さんはoverEとコナカがコラボした、胸が大きな女性のためのシャツ・ジャケットのサンプル試着会に参加されたそうですね。
井上 数名のoverEのお客様と一緒に、最終サンプルの試着会に参加させていただきました。すでに何度も修正を重ねた完成間近のサンプルだったのですが、ボタンの位置やフラップの幅、ポケットの深さなど細部にいたるまで「ここをもう少し調整したほうがいい」など、様々な意見が出ました。
開発を始める前のアンケートでも、多くのお客様から具体的なご意見が寄せられたと聞いています。そんな当事者女性の声がたくさんつまったシャツやジャケットを、overEのオンラインストアだけではなく、全国200店舗のコナカ・フタタ・スーツセレクトで購入できるのは本当に嬉しいですよね。「サイズが合うかどうか、確かめてみないと心配」という方も多いと思うので、より身近なお店で試着して自分に合うサイズを選べるのはありがたいと思います。実際に着てみると、想像以上にきれいなシルエットや着心地の良さを感じるのでみなさん驚くはずです。
一枚の洋服で自信を持てるようになり、前向きな気持ちに
―overEの洋服を初めて着たときは、どのような印象を受けましたか?
あんな 初めて着た時は、鏡に写る自分の姿にみとれてしまうくらいシルエットがきれいで、びっくりしました。
それまでは自分に合う洋服を見つけることができず、探すのを諦めて黒い色の洋服ばかり着ていたのですが、overEに出会ったことで色物や柄物も好んで選ぶようになったのは私にとって大きな変化です。
市販のワンピースを着ると胸に生地が引っ張られて前裾が短くなったり、ウエストラインが胸の位置まで上がってきたりするのですが、overEの商品はそうしたことがないように考えられているので、失敗したことがありません。
また、シャツやジャケットはバストサイズと身長を組み合わせた6サイズから選ぶことができるので、袖が長すぎたり肩が余ってしまったりすることがありません。すっきり見えるので、着ているだけで知人や友人から褒めてもらえます。
井上 私も胸が大きな女性のために細かく考えられているのを実感し、とても感動したのを覚えています。隠しボタンをつけたり縫い方を工夫したりして、シルエットがきれいに見えるようにこだわって作られているので、着ているだけで自然とスタイルアップしたように見えて驚きました。
自分らしさや個性を大切にして、充実した新生活を
―最後に、お二人と同じような悩みを抱える多くの女性たちに向けてメッセージはありますか?
あんな 中学生や高校生の頃は今よりも、胸が大きいことで視線を感じたり指摘されたりすることに深く悩むことがよくありました。学生の頃にoverEのアイテムがあれば、シャツやジャケット選びに悩むことなく、自信を持って様々なイベントに臨めていただろうなと思います。とにかく周囲から言われることばかりを気にして、体形がカバーできる色や形の洋服を選んでいましたが、もし当時の自分に会えるのなら「将来はoverEのようなアイテムがあるから、悩みが解消されるよ」と伝えてあげたいですね。
悩みを解消してくれるだけでなく色や柄などバリエーションも増えてきているので、ぜひ自分好みで気分が上がるものを選んで欲しいと思います。ひとりでも多くの女性が胸が大きなことで悩まなくてすむように、これからも情報発信を続けていきます。
井上 私も10代の頃は、人と違うことで不安になったりネガティブになったりすることがよくありました。胸が目立ちにくいものを選んで着太りしてしまい、余計に自信をなくして同じような洋服ばかり着ていましたね。
年齢を重ねるにつれて感じ方や考え方が少しずつ変わり、せっかく両親からもらった個性なので、くびれをつくるために腹筋をしたり、ラインがきれいに見える洋服を選んだりして、自分の身体がどうすればきれいに見えるかを追究するようになりました。「胸が大きくてもラインがきれいに見える服はどれかな」とポジティブに考えるようになった今は、洋服選びが楽しいです。
これから卒業式や入学式、入社式など人生の晴れ舞台でシャツやジャケットを着る機会の多い若い世代の皆さんには、ぜひ自分らしさや個性を大切にしながら、前向きな気持ちで新生活を送ってもらいたいですね。
コナカ×overEコラボ特設ページはこちら
・コナカ/フタタ https://www.konaka-jp.com/overe/
・SUIT SELECT https://www.suit-select.com/overe/
※記事や商品についてのご感想、ご要望がございましたら、以下のハッシュタグをつけて、SNSに投稿していただけましたら幸いです。
#コナカオーバーイー