人生の大事なイベントに、胸を張って前向きに臨んでほしい
卒業式や入学式、就職活動など、人生の大事なシーンで着ることの多いシャツやスーツ。「自分に合うサイズがないことで人目を気にしたり、本来の力を最大限発揮できなかったりするのはもったいない」。自らが悩んだ体験からそんな想いを抱き、胸が大きな女性のためのアパレルブランド「overE(オーバーイー)」を立ち上げた代表の和田が、ブランド立ち上げの背景やコナカ/フタタ・SUIT SELECTとのコラボについて語りました。
プロフィール
和田 真由子/overE代表
政治家を目指し、筑波大学に進学。在学中、よりダイレクトに人に想いを伝えられる生き方として、起業に関心を持ち始める。その後、出版社に就職し編集者兼ライターとして働く傍ら、起業セミナーに通い、25歳のときに起業。胸が大きな女性のためのアパレルブランド「overE」を立ち上げる。
「もっと自信をもちたい」という想いから生まれたoverE
―胸が大きな女性のためのアパレルブランド「overE」が誕生した背景を教えてください。
20代前半の頃、「自信をもてないのはどうしてだろう?」と自分の人生を振り返った際、それには大学に行けなくなった体験が大きく関係していることに気づきました。初めはちょっとした人間関係の悩みだったのですが、次第に「自分の内面や外見に問題があるのでは?」と考えるようになっていき…。ある朝、玄関先の鏡に写る自分の姿を見て「何だかみっともないから、今日は授業に行くのをやめよう」と一日休んだところ、そのまま休みがちになってしまいました。
その時の体験から、「私の背中を押してくれるような服があれば良かった」「服がないだけなら、自分でも解決できるかもしれない」と考え、25歳で立ち上げたブランドがoverEです。様々なレポートを調べているとその中に、日本人女性のバストサイズは年々大きくなっていて、約4人に1人がEカップ以上というリサーチ結果がありました。当時、胸が大きな女性のための服を作っている会社は他になかったので可能性を感じましたし、自分の体験も活きると思いました。
ちなみにoverEというブランド名ですが、Eカップ以上の方を対象と限定しているわけではありません。私自身も学生のころはDカップの下着をつけていましたし、胸のサイズによって既製服に悩みを感じている方はぜひ気軽に試していただきたいですね。※出典:トリンプ・インターナショナル・ジャパン株式会社「下着白書 vol.19」より
―胸が大きいことで、具体的にどのようなことに困りましたか?
大学の入学式に向けてスーツを選びに行ったのですが、ボトムは9号なのにジャケットは13号しか合わず、胸以外はぶかぶかでかなり落ち込みました。結局、入学式の写真を1枚も撮らずに帰ってしまったので、いまだに母はそのことを残念がっています。社会人になってからも、電車内でシャツのボタンが開いていて「下着が見えていますよ」と指摘されるなど、何度も恥ずかしい思いをしました。
「胸を張って生きていく、運命の一枚を」目指し、お客様と共に育ててきたブランド
―overEの「胸を張って生きていく、運命の一枚を」という言葉には、どのような願いが込められているのでしょうか。
「自分の人生を前向きに、自信をもって生きていこうとする方々を応援したい」という願いが込められています。胸が大きいがゆえに既成服が合わず疎外感を味わったり、自分を否定されている気持ちになることがないように、服を通して「あなたはあなたのままでいいんだよ」というメッセージを届けたいという一心で、お客様と一緒にブランドを育ててきました。
お客様からは「胸が大きいことがコンプレックスだったけど、自分の体形が好きになってきた」「諦めていたファッションにチャレンジできた」「転職活動をはじめる勇気がわいた」というような嬉しい声がたくさん寄せられます。自分に合う服と出会って鏡に写る姿を素敵だと思えたり、周りの人から「今日はいつもと雰囲気が違うね、素敵だね」という言葉をかけられたりすることで、内面から自信が溢れ、前向きな気持ちになるきっかけを提供できればとても幸せに思います。
自分の身体に合う服を着る体験を、全国のお店で
―コナカ社とoverEがシャツやジャケットを共同開発することになったのはなぜですか?
overEはオンラインショップでの販売が中心で、ここ数年は東京以外で試着会やポップアップを実施することができませんでした。もっとお客様の身近なところで、自分の身体に合う服を着る体験をしていただきたいと願っていたところ、今回の機会をいただきました。
私は入学式用のスーツを買いに行った日に、胸が大きいことで自分に合う服がないという現実に初めて直面しましたが、同じような経験をしてもらいたくないですし、解決策があるということを知ってほしいという気持ちが強くあります。overEは一枚のシャツからスタートしたブランドということもあり、シャツやジャケットを全国の実店舗で販売するというのはかねてからの悲願でした。
また、コナカ/フタタ・SUIT SELECTの店舗からも、胸が大きな女性が来店された際に最適なサイズをご案内できないことに課題を感じているという、スタッフの方々の声があったと伺っています。コナカ様は女性活躍やSDGsに積極的に取り組まれている会社ですので、当社のミッションにも深く共感してくださりこの夢のようなコラボが実現に至りました。
2023年1月下旬からは、全国のコナカ/フタタ・SUIT SELECT 200店舗で、共同開発した商品をたくさんの方に手に取っていただけるようになります。これを機にさらに多くの女性が、胸の大きさを理由にシャツやジャケット選びに悩まなくて済むようになれば嬉しく思います。
自分らしさや魅力を存分に発揮して、素敵な新生活を
―今回のコラボについて発表して以降、お客様から様々な反響があったようですね。
アンケートやSNS上で、お客様から喜びの声をたくさんいただきました。
“ 革新的なコラボですね。身近にあるお店で、自分の身体にあった服が選べるようになること、嬉しすぎます。 ”
“ 伸びない生地の服は試着できずに買うのは不安ですし、本当にジャストサイズを選べているかも分からないので、コナカさんで試着して買えるようになると本当に助かります。”
“ 就活のとき、合うサイズがなくて苦労しました。着心地が悪く見た目も良くないので、常にスーツを着る職業は避けようと思いました。特にはじめてスーツを着るであろう就活生に向けて、自分のサイズに合っていて、自分をより魅力的にみせてくれるシャツやジャケットを提供することで、絶望感を少しでも和らげてあげてほしいです。”
こうしたご期待に応えるために、シャツやジャケットのパターンや仕様を何度も何度も調整し、お客様を交えたサンプル試着会も行いました。そうしてシルエットが美しく、着心地のいいレギュラーシャツ・スキッパーシャツ・ジャケットが出来上がったので、楽しみにしていただければと思います。
―最後にこれから新生活を送る方へメッセージをお願いします。
シャツやジャケットは卒業式や入学式、就職活動など、大事なシーンで着ることが多いと思います。自分の体形に合った服を着ていれば着崩れすることがなく、余計なしわも入りにくいので見た目も自然で、何より着ていてストレスがありません。自分自身の意識も胸元に向かなくなりますし、これまで頑張ってきたことや生き方、自分らしさなど本来の魅力を存分に発揮して、ぜひ素敵な新生活を送ってもらえれば嬉しいです。
私たちはこれからも「胸を張って生きていく、運命の一枚を」届けられるように、お客様と一緒にブランドを育てていければと思います。一人でも多くの女性の悩みが解消され、前向きな気持ちで毎日を過ごしてもらえることを願っています。
コナカ×overEコラボ特設ページはこちら
・コナカ/フタタ https://www.konaka-jp.com/overe/
・SUIT SELECT https://www.suit-select.com/overe/
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#コナカオーバーイー