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about overE

― episode 01 ― 

「別にめちゃくちゃスタイルがいい」とは言わないし、「痩せたい」が口癖だったり、「華奢な人がうらやましい」と思うこともある。
でも、出るとこは出てるし、くびれだって(多少は)ある。ランジェリー姿なら「まぁまぁいいんじゃない」という感じ。
けれど、服を着て鏡をみた瞬間、その小さな自信がしぼんでしまう。

― 太って見える…


数少ない気に入っている服は洗濯中。
妥協して、”まし”な服を選んで出かけるけれど、一日中なんだか気が晴れない。
会議で発言を求められたけど、立ち上がって前に出るときに、
「みんなに太ってると思われたらどうしよう」そんな考えがよぎった。

 

― episode 02 ― 

雑誌で見て「可愛い!」と思ったインポートもののワンピース。着ている姿を想像してみたらテンションがあがった。帰路を急いで駅ビルに足を運ぶ。

実物は雑誌で見たよりもっと素敵で、店員さんに声を掛けて試着室に入った。

― なんだか違う


― ちょっと胸が強調され過ぎているよね
外国の街中ならいいかもしれないけれど、普段着るにはセクシーすぎる。かといって、ワンサイズあげてしまうとぶかぶか。
「いかがですか〜」店員さんの声にハッとして、適当な理由をつけて返品。
よくあることだけど、少し傷ついている。
胸が大きいことは私の魅力だと思うし、嫌いではないけれど。
だけど、こんな時は。

― episode 03 ― 

電車を降りたとき、ホームで声を掛けられた。
「ボタン外れていますよ」。小さな声が一拍遅れて耳に届く。

バッと胸元を押さえて、お礼を言って、慌てて人目につかない場所に駆け込んだ。


― いつからだろう。
恥ずかしくて顔から火が出そう。
見てみると、ボタンホールが少し伸びていて、外れやすくなっていた。
どちらかというと、可愛いより大人っぽいファッションが好きで、シャツはついつい買っちゃうアイテム。だけど、パリッとした新品のうちはいいけれど、何度か着ると気を付けていてもこうなることがある。

周りには、私がそこまで胸が大きいと思われていないと思う。
シルエットが出る服のときは響きにくいブラを着けているし、パットはもちろん抜いている。
理由は、学生時代にからかわれたから。
「うらやましい」って言うけれど、肩は凝るし、太って見えるし、運動すると痛い。はっきり言って、私のコンプレックス。
「贅沢な悩み」って何。


世の中にはこれほど服があるのに

私に似合う服が見つからないのはなぜだろう


episodeは全て私たちの実話です。
胸が大きな女性のためのアパレルブランド「overE」は、こうした日常の瞬間に私たちが感じていた違和感が「胸」「服」という共通点で繋がって立ち上がりました。

代表の和田もこれまでファッション関係の仕事には就いたことがありません。ですが、女性達の強い共感に背中を押していただき、それぞれの力とアイディアを出し合い、1年半以上の時間を掛けて、2016年8月にブランドという形で誕生することができました。


現在は型数も少ない、小さなブランドです。

胸が大きな女性の体型に合わせた服は、形が特殊なため、デザインが決まっても、考え抜いてパターンを作っても、実物ができあがると「バストトップの位置はもう少し下の方がいいのではないか」「急激なカーブによって縫い目に皺が寄ってしまう」。こうした課題が次々と出てきます。縫い方を変え、?単位でパターンを引き直し、何度もサンプルを作り直してようやくできあがります。

時間も、正直、お金も掛かります。
アパレルブランドには、デザインから先は外注先に丸投げしていたり、タグだけ付け替えてメーカーから仕入れたものを販売していたり、他ブランドの服をほとんど真似して作っているというところも少なくはないそうです。

こうした”一般的なやり方”を知ってからリリースまでは私たちも不安でした。
ですが、今は違います。
お客様から寄せられる「こういう服が欲しかった!」「着てみて感動しました」という沢山の声に確信をいただいたからです。

時間が掛かっても本当にいい物を作ろう、最後まで妥協せずにこだわり抜こう、沢山の人に着てほしいから価格にも挑戦しよう。


「胸をはって生きていく、運命の一枚を」

私たちの合言葉です。
1日、1日、胸をはれる仕事をしてまいります。
どうぞお見守りください。


2016年12月11日
overE/オーバーイー 代表 和田真由子